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いかしゅうまい誕生秘話

今や全国的となった九州を代表するお土産のひとつ 呼子名物「いかしゅうまい」は、海中レストラン『萬坊』の調理場がその発祥でした。

呼子のレストランでは、地元で水揚げされるイカの活き造りが主力メニュー。まさに鮮度が命の料理です。ところが、イカは生のままでは水揚げしてから1日も持たない繊細な魚介で季節や天候によって、どうしても余ってしまう事もありました。

しかし、余ったからとはいえ海が育んだ生命をこのまま無駄にはしたくない、イカから新たな製品を生み出そうと、萬坊の料理人は新たな商品作りをはじめました。
来る日も来る日も、数え切れないほどの試作を重ねていたある日、地元の漁師が固いイカの身をフードプロセッサーでいともたやすくすり身にしているのを目の当たりにし衝撃を受けました。当時、イカのすり身はすり鉢で作るもので、非常につぶしにくいものだったからです。漁師からヒントを得て、イカのすり身をつかった和食の「しんじょ」のようなものを思いつき、いかしゅうまいの原型となるものが出来ました。
更に、現在のいかしゅうまいの形になる為に欠かせない重要なポイントが、外側のふわふわした皮でした。一般的なしゅうまいはワンタンの皮で包みますが、皮を細かく刻み外側にまぶす手法を当時の料理長がひらめきました。蒸しあげると、華のように開き見栄えがよく食感もおもしろい、全く新しい料理になりました。こうして、試行錯誤の末たどり着いたのが「萬坊のいかしゅうまい」です。

完成したいかしゅうまいがメニューに出始めると、特徴的な見た目と、今までにないふんわりプリプリした食感が予想以上の反響を呼び、人気に拍車をかけたことから、持ち帰りを希望するお客様も次第に増えてきました。そこで「美味しいと喜んでいただけるのなら、1人でも多くのお客様にお届けしたい」と厨房の料理人たちも納得のうえ、商品化への道を歩み出すこととなったのです。
「いかしゅうまい」の商品化にあたり課題となったのが日持ちの問題でした。企業として利益を求めれば作り置きを考えるでしょう。しかし、料理人たちは一切妥協することはありませんでした。作り置きや保存料を使用する量産スタイルはとらず、注文をお受けしてから作る受注販売システムを採用しました。原価率や日持ちではなく「いかしゅうまい」を口にしたお客様が思わず笑みをこぼすような美味しさを届けることこそが開発のすべての基準となったのです。
こうして、海が育んだ生命を大切に扱う料理人の思いが実を結び、現在の美味しい『いかしゅうまい』は誕生しました。

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